音楽

突然ですが、音楽である時代を呼び起されることはないですか。

青春の時、甘い恋愛の時、もしくは友情、

そしてその音楽の中に身を沈めると、

あの時の風や空気、匂いまでもが感じられるような錯覚に陥ることがないでしょうか。

そんな話を突然持ち出したのは、今朝久しぶりにそんな錯覚に酔いしれたからです。

私に一時、そんな大切な思い出をよみがえらせてくれた曲は

スピッツの曲です。

今年で20周年を迎えるという情報が、朝の番組で取り上げられていました。

私が高校生の頃「空も飛べるはず」ですい星のごとくブレイクしたグループです。

ボーカルの草野さんが、作詞作曲をほとんど手がけられるその歌は、不思議に満ち溢れているのですが、

その不思議な言葉の詩が、間接的に私の想いを歌い上げてくれるような曲ばかりでした。

また、草野さんの澄み切っていて、優しく毛布を掛けてくれるような包み込むような声が、あの頃の私を励ましてくれました。

そして大学入学の年、「チェリー」・・・・・、

義務教育化した高校生活を抜け、やっと自分の学びたいことを見つけ、自分の進むべき道に真剣に取り組もうとしていた頃。

今思えば、馬鹿みたいに「やりがい」や「生き方」を見つめていた時代、そして「友情」や「恋」に真剣に想い悩んでいた時代、

そんな頃が、映像となって音楽と共によみがえります。

あの時の太陽の日差し、あの時徹夜で語り合ったあの暗闇の湿度、あの時の友人の横顔、

あの時のピンクのシャツのしわ、なんでそんなことが鮮明に私の思い出に刻まれているのか、わからないほど

いくつかの描写がよみがえります。

「自分はこのままでいいのか」

あの頃は選択できる道が私の前にいくつも走っていました。

だからこそどの道を進もうか、悩める時でした。

どれだけ友人と語り合ったかしれません。

あの頃の友人は、30を過ぎた今でも「親友」とよべる存在です。

当時は、何かあれば会い、語り、励まし合っていた私達は

家庭を持ち、子供にめぐまれ、自分の為の時間が無くなり、

その存在を心の中にとどめながら、それぞれの道をそれぞれに進んでいます。

恋愛について語ることもなくなりました。

進むべき道を相談することもなくなりました。

冒険の旅について計画することもなくなりました。

進むべき道を進み、守るべきものを持ち、自分を確立できるようになったからこそ、

もう語り明かすことは、無くなったように思います。

今日はスピッツの曲が、あの頃の自分を思い出させてくれたお陰で、

今の自分が歩んできた足跡を振り返ることができました。

音楽っていいですね・・・・。

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